ChatLuck (Linux+PostgreSQL) のインストールについての説明です。
Linux+PostgreSQL版のChatLuckをインストールします。
ChatLuck Linux+PostgreSQL版をご利用いただく場合、PostgreSQLが正常に稼動している必要があります。PostgreSQLが稼動していない場合、事前にPostgreSQLのインストールを行っていただきますようお願いいたします。
►データベースサーバー(PostgreSQL)のインストールと設定
1-1.ダウンロードしたファイルを展開します。
ここでは、ダウンロードしたファイルをFTPにて、"guest"ユーザーのホームディレクトリに転送しているという前提で説明します。
"guest"ユーザーのホームディレクトリの下にtmpディレクトリがない場合、作成します。
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次にrootユーザーにスイッチし、tmpディレクトリにChatLuckパッケージを展開します。
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展開が完了すると、tmpディレクトリ下に「cgi-bin」、「htdocs」ディレクトリが作成されます。
1-2.展開された「cgi-bin」、「htdocs」ディレクトリのオーナーをApacheのサービス実行ユーザーに変更します。
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1-3.展開されたディレクトリ内の実行ファイルディレクトリを、ApacheのCGIディレクトリに移動します。
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1-4.展開されたディレクトリ内の静的コンテンツ(イメージ、JSなど)ディレクトリを、Apacheのドキュメントルートディレクトリに移動します。
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※本インストール手順に従ってPostgreSQL 13を構成している場合、パスワードは「postgres」です。
※PostgreSQLの稼働ポート番号が"5432"でない場合は、本項の代わりに以下をご覧ください。本インストール手順に従っている場合、PostgreSQLの稼働ポートは"5432"です。
https://www.chatluck.com/download/doc/install/ja_JP/Linux/linuxpg_pgport_pg13.html
2-1.postgresユーザーで、PostgreSQLにChatLuck用のデータベースロールを作成します。
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2-2.pg_restoreコマンドを使用し、ChatLuckデータベースを作成します。
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2-3.pg_restoreコマンドを使用し、ログ収集用データベースを作成します。
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2-4.コマンドが正常に終了したら、exitコマンドにてrootユーザーに戻してください。
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3-1.リアルタイムサーバーの自動起動の設定を行います。
自動起動用のコマンドを実行します。
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3-2.同時接続数が多い(1000以上の)場合、リアルタイムサーバーのサービスファイルを編集します。
同時接続数が少ない場合は、「3-3」に進んでください。
以下のコマンドを実行し、リアルタイムサーバーのサービス情報を確認します。
※以下のコマンドでサービスファイルの保存先を確認することができます。(赤字の箇所)
ご利用になるサーバーによってサービスファイルの保存先が異なる場合がございます。必要に応じて、適宜読み替えてください。
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サービスファイルを開きます。
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変更例)以下の1行を追加します。同時接続数以上の値を設定してください。
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上記1行を以下の位置に追加してください。追加後は以下の内容になります。
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3-3.SSLの設定を行います。SSLを使用しない場合は不要です。
※Apacheでhttpsを使用する場合必須です。
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SSLに必要な証明書ファイルを指定します。
※証明書ファイルへのパスは適宜変更してください。(証明書はのちに作成するchatluckユーザーで参照ができるパスに配置してください)
※秘密鍵ファイルはパスフレーズが解除されているものをご利用ください。
変更例)以下の4行を追加します。
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証明書ファイルは、Apacheのコンフィグディレクトリに存在するものとして記載されていますので適宜変更してください。
上記4行は以下の位置に追加して下さい。追加後は以下の内容になります。
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3-4.プロキシサーバーの設定を行います。プロキシサーバーを使用しないまたはスマートフォン/タブレットアプリを使用しない場合は不要です。
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プロキシサーバーの情報を指定してください。
変更例)以下の4行を追加します。
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4行は以下の位置に追加して下さい。追加後は以下の内容になります。
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3-5.プロキシサーバーの基本認証設定を行います。プロキシサーバーを使用しないまたはプロキシサーバーに基本認証の設定を行わない場合は不要です。
プロキシサーバーの基本認証情報を指定してください。
変更例)以下の4行を追加します。
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4行は以下の位置に追加して下さい。追加後は以下の内容になります。
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3-6.リアルタイムサーバー用ユーザー"chatluck"(以下、"chatluck"ユーザー)を作成します。
※必要に応じて、ユーザーパスワードを設定してください。
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3-7.リアルタイムサーバー用のログディレクトリに書き込み権を追加します。
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3-8.以下のコマンドで、リアルタイムサーバーを起動します。
"rserver.log"に"Start the server with the address "[::]:3000""のように表示されていれば起動に成功しています。
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3-9.以下のコマンドで、リアルタイムサーバーのポートを解放します。
※コマンドは一例です。お客様のセキュリティポリシーにあった設定で、3000番ポートを解放してください。
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3-10.リアルタイムサーバーの定期的な再起動の設定を行います。
→ リアルタイムサーバーの再起動手順
4-1.パッケージの展開で作成された不要ファイルを削除します。
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5-1. 以下のコマンドを実行し、インストールします。
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zipコマンドが利用できれば、インストールは完了です。
以上で、パッケージの展開とデータベースの構築は完了です。
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