ESMシステム株式会社

ESMシステム株式会社

http://www.esm-s.co.jp/

業種 電気関連設備、情報通信関連設備等の総合エンジニアリングを専門とする建設業
ユーザー数 46ユーザー
利用形態 クラウド版

役職や部署の垣根を越えた、風通しのより良い職場環境づくりを目指して

管理部 広報制作課 中村 梨華様

この事例のポイント

【導入】 現場と会社をつなぎ、上司と部下をつなぎ、社員同士をつなぐ即時的な情報共有ツールがほしい。
【採用】 わかりやすいインターフェース、誰が既読かがわかるシステム、安心のセキュリティが決め手に。
【効果】 社内コミュニケーションを活性化。上下関係の敷居も低くなり、会話しやすい空気がより醸成された。

ESMシステム株式会社は、高度経済成長期真っ只中の1971年に大阪で創業。当初は電気工事を主務としていたが、現在は、一般電気関連設備、プラント・計装自動制御関連設備、情報通信関連設備などのプランニング、提案、設計、施工、保守・メンテナンスを行っている。技術力に定評のある同社では、専門性の高い工事を引き受けることも多く、業界における信頼も厚い。近年では、太陽光発電やLED照明、無電極ランプなどにかかわる環境に配慮した施工も行うようになった。 技術の伸長とともに、チャレンジを通じた人材の成長を促すこと、それが顧客との「Win-Win」の関係を築く王道だと信じて、創業50周年への発展を期す同社に、今回はChatLuck導入の目的や効果などの話を聞いた。

導入

リアルタイムで情報共有できるツールを、との社長の願いから

―― ChatLuck導入前の話をおうかがいします。御社は情報通信の設備工事も請け負っていますが、社内のITに関する習熟度はどんな状況だったのでしょうか。

弊社には専門性の高いITの知識をもつ人もいます。ですが、彼らのほとんどは、日中を現場で過ごすため、ビジネスチャットツールといった最新のIT技術について彼らが理解を深めたり、各種システムを浸透させるのは案外、難しい状況でした。

―― そのような中でのチャットツールの導入は、大胆な選択だったのではないでしょうか。

実はChatLuckの前に、弊社は大手のビジネスチャットツールを使っていました。ところが、これが定着しなかったのです。たとえば、そのツールには、スマートフォンで利用した場合、メッセージが届くとポップアップが出て、着信を知らせてくれる機能がありました。しかし、そのポップアップが瞬間的なため、着信に気づく人が少なかった。ですので、スマホでチャットをしても返信がこない。チャットの売りであるリアルタイム性が活きなかったのです。で、社員から「こんなん入れても見いひんわー」って。結局、導入は頓挫しました。

―― それでも現在ChatLuckを使ってくださっているわけですが、動機はどこにあったのでしょうか。

リアルタイムで情報共有できるツールがほしかったんです。これは社長の念願でもありました。現場と会社をつなぎ、上司と部下をつなぎ、社員同士をつなぐツールがあれば、業務を効率化できるとの信念で、ITの活用によって企業の生産性を高めることにこだわったのだと思います。

採用

わかりやすいインターフェース、誰が既読者かを確認できることも魅力

―― 他社製品もある中でChatLuckに至った決め手は何だったのでしょう。

チャットのリアルタイム性を活かすには、とにかく着信に気づいてもらう必要があります。某大手のチャットツールと同様、ChatLuckもスマホで利用した時のメッセージ着信はポップアップで知らされる仕様になっています。ですがChatLuckの場合、ポップアップは、閉じない限り残り続けます。ですので、否が応でも着信に気づく。 それと、もう一つ大事にしていたのが「既読/未読」の記録が出るツールであるか否かでした。弊社の社員の多くが日中は営業や施工などの現場で働いているため、すぐに返信ができないこともしばしば。そんな時に情報が届いたかだけでも知ることができたら安心につながります。

―― 「既読/未読」機能がついているツールもいくつかありますが、比較検討はされましたか。

しました。そのうえでChatLuckにしよう思ったのは、①誰が既読なのかがチェックできた、②わかりやすいインターフェース、③セキュリティ面で安心できた、の3点です。 まず、①ですが、これは社員に喜ばれましたね。これによって、未読者に再度メッセージを送って返事を促すことも可能になりますし、メッセージを受け取る側もそれに応じるために「チャットを見ないと」と、ChatLuckを意識するようになる。これが「着信に気づかない」というチャットツールに弊社が抱えていた問題の解決に結びつきました。 加えて、②も大事でした。ITに弱い人にとっては、「既読/未読」の人をチェックする作業一つとっても、わかりづらいものです。弊社は、3社の製品の使用感を比べ、ChatLuckが一番シンプルでわかりやすいという結論に至りました。 また、③も重要でした。無料チャットツールにありがちなのが、面識のない人、関係のない人とつながってしまうという問題です。ChatLuckは、ゲストユーザーを招待するケース以外は、基本的に閉じたチャット空間でやりとりをするので、その心配がありません。暗号化やIPアドレスの制限、BASIC認証などのセキュリティ対策から、オーダーメイドの対策まで、さまざまなセキュリティ対策を可能にしてくれているので、安心です。

効果

メッセージや画像、音声での迅速なチャットが現場と内勤のつながりを強く

―― 実際に使われて感じる効果はありますか。

業務処理が迅速になりましたね。昔だったらいちいち各部署に確認していたことが、チャットの1メッセージで解決するようになりました。たとえば、工事の部材を仕入れた時に、納品書に名前がなく、誰が発注したかがわからないことがあります。そんな時に「この部材、誰のですか」と発信すれば、すぐに返信が返ってきて、発注者が判明する。社員もこれには「便利やなー」と驚いていました。 また、部署ごとのルームをつくり、「きょう現場でこんなことがありました」と報告したり、問題発生時にそこを相談窓口にしたりしています。こういったことから、いわゆる「報告・連絡・相談」の「ほう・れん・そう」が強化されました。

―― コミュニケーションに関して効果を実感することはありますか。

私が「ここが変わってきたな」と思うのは、発言に上下関係がなくなってきたことです。会社内の人間関係がフラットになってきました。弊社には、業務改善案をぶつけ合うことに特化したルームがあるのですが、そこに若者を巻き込むことで、若者も声をあげられるように。メールや直接の会話のやりとりよりも、チャットのほうが発信の敷居が低いからなのでしょう。これまでは社内改善をしようと思えば、トップダウンでやるのが基本でしたが、今は現場の人たちの発言も、よりたくさん活かされるようになりました。

―― 本日は貴重なお話をありがとうございました。

お話をうかがったご担当者様

管理部 広報制作課 中村 梨華様

広報を担う私は、会社の発展に合わせて、より多くの人たちがファンになってくれる会社をつくっていこうと決意しています。そのためには、まず社員が会社のファンになることが大事だと思います。ChatLuckを使って社内の風通しをよくする。コミュニケーションを円滑にする。そうやって愛社精神を培っていけば、それが社を越えて社外へ、顧客へと波及し、ファンをつくっていけると思うのです。

ChatLuck 利用環境

導入時期 2017年5月
利用形態 クラウド版

事業概要

企業名 ESMシステム株式会社
URL http://www.esm-s.co.jp/

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  • 自治体・政令指定都市
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  • 社会インフラ・保守
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  • 鉄道・交通
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  • 金融・地方銀行
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  • 製造・研究開発
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