京都信用金庫様の導入事例
この事例のポイント
【導入】 | desknet's NEOの導入と同時に、コミュニケーション活性化を目指してチャットを導入。 |
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【効果】 | 顧客の本業支援をする際、拠点の違うプロジェクトメンバーとコミュニケーションしやすくなった。 |
【応用】 | 写真登録をすることで、対面で話しているような心持ちになれるように工夫した。 |
「ゆたかなコミュニティを求めて」をキャッチコピーに掲げる、京都信用金庫様。「きょうしん」の愛称で親しまれ、地域に寄り添った金融機関を目指すと同時に、地域貢献にも注力している。2018年10月には「ゆたかなコミュニケーション室」を開設し、社外への広報戦略によるブランド力の向上だけでなく、社内コミュニケーションの活性化にも取り組んでいる。2022年1月「京信ソーシャル・グッド預金」の取り扱いを開始(同年9月30日に新規取扱終了予定)。これは「地域」「文化」「医療・福祉」「教育」「環境」「働き方」という6つのテーマから預金者が1つのテーマを選ぶことで、預けた資金が該当分野の地域企業への融資に振り当てられるというユニークな商品を販売している。今回、ハードウェアの更改を機に、2021年グループウェアについて旧製品を含めた4製品で比較検討。オンプレミスでの利用という必須条件、およびチャット機能や簡単にシステム開発できる機能があるものという条件をクリアしたdesknet's NEOの導入を決定。今回、導入の経緯や選定理由、導入後の効果について、システム部門の担当者にオンラインでインタビューした。
導入
新たなグループウェア導入では、コミュニケーション活発化も重視した
―― 2021年6月ごろから弊社グループウェアdesknet's NEOと業務アプリ作成ツールAppSuite、そしてChatLuckの3つを同時導入いただいております。その経緯を教えていただけますか。
グループウェアを搭載していたハードウェアが更改期限に近づいていたのを機に、既存のグループウェアを見直そうという話になりました。ただ、エンドユーザーからは「変えるの?」「ようやく慣れてきたころなのに」という声も挙がっていました。そのため、グループウェアを入れ替えることになった場合にも、エンドユーザーになるべく負担をかけないようにするというのも大きな課題でした。
当初、既存で利用しているグループウェアを含めて、4社のグループウェアが候補に上がっていました。ちなみに、京都信用金庫内では、外部と内部のシステムを物理的に分けています。そのため、グループウェアもオンプレミスで利用できることが必須条件でした。4社のうち、1社はクラウド版しかなく、あと1社は数年後にはクラウド版だけになると判明したので、候補から外すことにしました。ほかにも、要件を詰めていくと、新たなグループウェアを利用するなら、コミュニケーションを活発化できるチャットツール、そして業務効率化のアプリを手軽に作れる機能がほしいという話になりました。そのすべての要望をクリアしているのがdesknet's NEOだけでした。最終的に2社の製品価格を比較したときに、圧倒的にリーズナブルだったことも導入の決め手になりました。
当初、既存で利用しているグループウェアを含めて、4社のグループウェアが候補に上がっていました。ちなみに、京都信用金庫内では、外部と内部のシステムを物理的に分けています。そのため、グループウェアもオンプレミスで利用できることが必須条件でした。4社のうち、1社はクラウド版しかなく、あと1社は数年後にはクラウド版だけになると判明したので、候補から外すことにしました。ほかにも、要件を詰めていくと、新たなグループウェアを利用するなら、コミュニケーションを活発化できるチャットツール、そして業務効率化のアプリを手軽に作れる機能がほしいという話になりました。そのすべての要望をクリアしているのがdesknet's NEOだけでした。最終的に2社の製品価格を比較したときに、圧倒的にリーズナブルだったことも導入の決め手になりました。
―― desknet's NEOと同じタイミングでChatLuckを導入されたわけですが、導入しようと思われたきっかけは何だったのでしょうか。
これまで金庫内のコミュニケーションは基本、電話でした。メールでやりとりをすることもありましたが、メールをするのがなんとなく相手の方に失礼にあたるというような暗黙知があったように思います。またメールをするときには、「署名を必ずつける」というルールがあったので、どうしても文面がかしこまったものになっていました。ほかにもメールを送るまでもないようなちょっとしたお礼や報告がある場合には、付せんにメモを書いて貼ることもありました。そうしたことから、もっと手軽にできるツールがほしいという声があったのです。
―― メールでコミュニケーションを取る場合、困ったことはありましたか。
メールで複数の方とコミュニケーションを取る場合、過去のやりとりを残したまま返信してくれる場合はいいんです。お互いの会話の履歴を確認しながら話ができるので、返信しやすいからです。ですが、相手が引用を削除している場合には、別のメールで過去の会話履歴をたどらないといけません。これはかなり手間がかかります。それに毎回、複数の方をメールの宛先に指定するのは手間ですし、時間がかかります。メールだと既読かどうかも分からず、相手に情報が伝わっているかどうかも分からずに困っていました。
効果
プロジェクト方式で行っていた顧客の本業支援が円滑に進むようになった
―― ChatLuck導入当初、使い方に関する問い合わせはありましたか。
既に日常生活でLINEを使っている人が多いせいか、直感で使える人が多かったようです。desknet's NEOに関する問い合わせは、電子会議室のQ&Aで対応していましたが、ChatLuckに関する問い合わせはほとんどなかったです。導入した当初からスムーズになじんでくれました。
―― ChatLuck導入後、コミュニケーションに変化はありましたか。
導入した当初、システム部門の方で店舗や部署ごとにコミュニケーションをもっと活性化してもらえるようにと100を超えるルームを作成。まずベースとしてそのルームは利用されています。
また当金庫では、お客様の本業をプロジェクト方式(いろいろな知見を持った人が課題解決を図る)で支援しています。これまでは営業担当一人がお客様の課題を解決すべく、知恵を絞っていました。もちろん同じ支店や部署内で相談しあうことはありましたが、異なる拠点の人たちと密にコミュニケーションを取りあうのは難しい状況でした。
ですが今回、ChatLuckを導入したことでプロジェクト方式の支援が拠点や部署などの場所や組織をこえて、スムーズに連携できるようになりました。プロジェクトが立ち上がると、AppSuiteで作成したプロジェクト管理画面に反映され、その画面からチャットに直接、飛べるようにもしています。その結果、今ではプロジェクト方式のルームや一般のルームも含めて600近くに増えています。
また当金庫では、お客様の本業をプロジェクト方式(いろいろな知見を持った人が課題解決を図る)で支援しています。これまでは営業担当一人がお客様の課題を解決すべく、知恵を絞っていました。もちろん同じ支店や部署内で相談しあうことはありましたが、異なる拠点の人たちと密にコミュニケーションを取りあうのは難しい状況でした。
ですが今回、ChatLuckを導入したことでプロジェクト方式の支援が拠点や部署などの場所や組織をこえて、スムーズに連携できるようになりました。プロジェクトが立ち上がると、AppSuiteで作成したプロジェクト管理画面に反映され、その画面からチャットに直接、飛べるようにもしています。その結果、今ではプロジェクト方式のルームや一般のルームも含めて600近くに増えています。
―― ChatLuck導入後、金庫内の人と人とのつながりは良くなりましたか。
以前はちょっとしたお礼や作業終了報告などを電話やメール、付箋で伝えていましたが、ChatLuckが導入されてからは、これまでよりも簡単で気軽にメッセージを送れるようになったため、職員同士のコミュニケーションがさらに増えました。
応用
写真登録を必須にしたことで、顔を思い浮かべながらコミュニケーションをするように
―― ChatLuckで工夫されたことはありますか。
当金庫内で働く人は2000人におよびます。これまで連絡をする際にも相手の顔が見えないなかでのコミュニケーションでした。ITツールでも対面でコミュニケーションを取るようにしたいという思いから、desknet's NEO導入時に電子会議室はもちろん、ChatLuckでも写真を設定することを必須にしました。細かいことかもしれませんが、写真を設定したことで顔を見ながら相手の気持ちに寄り添うコミュニケーションができればと考えています。
ChatLuckが導入されてから、双方向のコミュニケーションとなり、相手から返事が返ってきやすくなりました。コミュニケーション活発化が進んでいると実感していますが、今後もさらに推進してまいります。
ChatLuckが導入されてから、双方向のコミュニケーションとなり、相手から返事が返ってきやすくなりました。コミュニケーション活発化が進んでいると実感していますが、今後もさらに推進してまいります。
―― いろいろな使い方をされているんですね。他社様でも参考になりそうな貴重なお話をありがとうございました。
お話をうかがったご担当者様
事務統括部 課長 根本 和紀 様
事務統括部 代理 平井 将吾 様
事務統括部 代理 八島 桐葉 様
事務統括部 山本 美穂 様
ChatLuck 利用環境
導入時期 | 2021年9月 |
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利用形態 | パッケージ版 |
事業概要
企業名 | 京都信用金庫 |
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所在地 | 京都市 |
設立 | 1923年9月27日 |
URL | https://www.kyoto-shinkin.co.jp/ |
チャットラックの導入をサポートしたのはこの会社です。
株式会社日立製作所
株式会社日立ソリューションズ
- お問合せ先
株式会社日立製作所
お問合せフォーム:https://www.hitachi.co.jp/finance-inq/
※製品に関するご相談は下記の日立ソリューションズへお問合せください。
日立は、データとテクノロジーで社会インフラを革新する社会イノベーション事業を通じて、人々が幸せで豊かに暮らすことができる持続可能な社会の実現に貢献します。「環境(地球環境の保全)」 「レジリエンス(企業の事業継続性や社会インフラの強靭さ)」 「安心・安全(一人ひとりの健康で快適な生活)」に注力しています。IT・エネルギー・インダストリー・モビリティ・ライフ・オートモティブシステムの6分野で、OT、ITおよびプロダクトを活用するLumadaソリューションを提供し、お客さまや社会の課題を解決します。
株式会社日立ソリューションズ
<ドキュメントマネジメントソリューション部>
e-mail:hs-dneo-product@mla.hitachi-solutions.com日立ソリューションズは豊富なソリューション実績のノウハウを駆使し、システムの提案から運用・保守までをトータルにサポートします。
グループウェア「desknet’s NEO」、ビジネスチャット「ChatLuck」、文書管理システム「活文 Contents LifeCycle Manager」を中心としたさまざまなパッケージを業務に適応し業務効率向上を支援し、お客様の価値創造をお手伝いします。
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