マキノ・ロジスティックス株式会社

マキノ・ロジスティックス株式会社

https://www.makino.co.jp/ja-jp/about-us/affiliate-company/makino-logistics

業種 運輸・交通
ユーザー数 30ユーザー
利用形態 クラウド版

迅速かつ確実に、物流情報や道路情報もリアルタイムで
共有できるようになり、オンタイムデリバリーを実現!

マキノ・ロジスティックス株式会社
倉庫部 マネージャー 渡邊 良二 様
マキノ・ロジスティックス株式会社
倉庫部 ラインリーダ 村瀬 義之 様

この事例のポイント

【導入】 desknet's NEOの導入と同時に、迅速な情報連携を行うためにチャットを導入。
【効果】 リアルタイムで情報を関係者全員が確認可能に。電話やメールでの連絡はほぼゼロになった。
【応用】 特急の指示に対しても即座に対応することができるようになった。

工作機械を製造する親会社の牧野フライス製作所から、製品の梱包・輸送・輸出手続き及び、半完成品や部品、組立や機械加工に欠かせない治具を必要な日時通りに届けるのが、マキノ・ロジスティックス様が担う重要な役割だ。倉庫から工場、工場構内、日本から海外への組立部品の輸出など、さまざまなルートの配送業務を任され、成長を続けている。同社が配送するのは、少量多品種の部品や素材、治具、大型のユニット品など。

親会社(牧野フライス製作所)から依頼される要望に応じて、適時、必要な荷物を配送することで、製品づくりに寄与してきた。しかし同時に取り扱う荷物と種類が増えるのに伴い、物流工程管理を紙やExcelで行うことに限界を感じていた。そこでグループウェアdesknet's NEOのAppSuiteに着目。物流をすべてデータベース化し、一元管理。迅速かつ確実に情報共有が可能となり、物流現場の業務効率化を実現。ここでは、この一連の流れの中でコミュニケーション活性ツールであるChatLuckをどう活用したのか紹介する。

導入

desknet's NEOの導入と同時に、迅速な情報連携を行うためにチャットを導入。

―― 2019年秋ごろ、弊社グループウェアdesknet's NEOと業務アプリ作成ツールAppSuite、そしてChatLuckの3つを同時導入いただいております。その経緯を教えていただけますか。

私たちは工作機械を扱う親会社である、牧野フライス製作所から部品や素材、治具の物流を委託されています。desknet's NEO導入前、ユニット組立工場や外部倉庫から組立工場への配送依頼は、現場からの紙の要求書や、毎週更新されメールに添付されて送られてくるエクセルファイル(出庫予定表)によるものでした。 予定に基づいて配送しても、現場の作業進捗によりしばらく組立スペースに置かれたままになったり、持ち帰りとなり一時保管倉庫に収納することが頻繁に発生します。 さらに紙の要求書とExcelの管理だと、1)変更があったとき、電話やメールでしか連絡ができない 2)荷物の積み下ろしの状況がつかめない 3)荷物をどこに下したのかが分からず、現場で荷物を探す手間が発生するなどの課題がありました。そこでグループ会社でdesknet's NEOを導入したことで業務改善をした事例を紹介してくれたIT企業の担当者に相談。

IT企業の担当者が仕組みづくりをするにあたり、物流の全体像を把握するために、各担当者に荷物の流れをヒアリング。図版にして見える化したことで荷物の流れや課題が浮き彫りになりました。それをもとにIT企業の担当者がシステムの試作品を作り、ドライバーはもちろん、現場の倉庫担当者に確認。その結果、「これなら、使いこなせそう」という現場からの声も後押しとなり、導入が決まりました。

―― desknet's NEOと同じタイミングでChatLuckを導入されたわけですが、導入しようと思われたきっかけは何だったのでしょうか。

荷物の流れをデータベースにして、それを一元管理。親会社(牧野フライス製作所)の組立担当者、生産管理、倉庫担当者、トラック運転手、当社担当者など業務に関連するメンバー全員がリアルタイムで情報を把握することが必要でした。組立に必要な部品や治具が時間ピッタリに届けられなければ、製品の組立に悪影響を与えます。
ですから、荷物確認のため、朝から晩まで電話やメールでひっきりなしに連絡をしていました。電話やメールを減らせることができれば、業務効率化ができる。そのためには社内外を安全につなげるアプリケーションが必要でした。一般的に広く日常生活で使われているSNSでは、desknet's NEOとの情報連携ができません。そこでChatLuckを導入しようということになりました。

―― 電話やメールでの情報連携の問題点をもう少し詳しく教えていただけますでしょうか。

トラックが倉庫を出発した後や配膳担当者が 組立現場に配膳した後、部品がどこにあるのか、組立現場から問い合わせが来ることがかなりの頻度でありました。そのたびにトラック運転手や配膳担当者、倉庫など現地で作業している担当者に問い合わせを行い、確認。時にはどこに置いたのかを探してもらい、迅速に報告をする必要がありました。このままでは組立工場はもちろん、現場担当者にも確認の手間が発生して負荷をかけてしまう。これをどうにか改善したいという思いがありました。

効果

リアルタイムで情報を関係者全員が確認可能に。電話やメールでの連絡はほぼゼロになった。

―― ChatLuck導入当初、使い方に関する問い合わせはありましたか。

トラック運転手だけでなく多くの担当者が一般のSNSを利用され慣れていたため、テスト期間を1週間予定していましたが、「使いやすい」と評判でたった2~3日でテスト期間は早めに終了しました。ですから、現場からは使い方について特に問い合わせがありませんでした。

―― ChatLuck導入後、情報連携に変化はありましたか。

これまで荷物の受け渡しに関する問い合わせが朝から晩までひっきりなしに電話やメールで来る状態でした。ですから、荷物の管理や手配を行っている現場担当者も業務に追われる状況で、本来、取り組むべき業務に集中しづらい状況でした。でもChatLuck導入後、作業グループごとに設定したルームに問合せすると、グループ内にリアルタイムで共有され、電話で個別に問合せや伝言したり、いちいちメールを開いて確認するのと比較にならないぐらい、正確かつ迅速に状況把握し対応できるようになりました。そのことで問い合わせが激減し、親会社の牧野フライス製作所はもちろん、現場を含めた全体の業務負荷が大幅に下がりました。

応用

特急の指示に対しても即座に対応することができるようになった。

―― ChatLuckで当初想定した以外の便利な使い方もされていると伺いました。

トラック運転手から渋滞情報や事故情報が現場から送られてきます。それがドライバーたちのチャンネルに送られるようになり、いち早く共有されるようになりました。そのおかげで後から同じ道を通るはずだったトラックは迂回できるようになり、時間通りに配送するというミッションもクリアできるようになりました。冬などには雪などの天候の変化も情報共有されています。
また、配送時の事故(荷崩れや損傷)があった際は、写真を撮り添付することで正確に状況を共有し、事故対応の指示もできるようになりました。

―― いろいろな使い方をされているんですね。他社様でも参考になりそうな貴重なお話をありがとうございました。

お話をうかがったご担当者様

マキノ・ロジスティックス株式会社
倉庫部 マネージャー 渡邊 良二 様

マキノ・ロジスティックス株式会社
倉庫部 ラインリーダ 村瀬 義之 様

ChatLuck 利用環境

導入時期 2019年9月
利用形態 クラウド版

事業概要

企業名 マキノ・ロジスティックス株式会社
URL https://www.makino.co.jp/ja-jp/about-us/affiliate-company/makino-logistics

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